このトピックでは、igHtmlEditor™ のアクセシビリティ機能について説明し、このコントロールを含むページのアクセシビリティ順守を実現する方法についての助言を提供します。
このトピックを理解するために、以下のトピックを参照することをお勧めします。
igHtmlEditor の概要: このトピックでは、igHtmlEditor の各種機能について説明します。
igHtmlEditor の追加: このトピックでは、igHtmlEditor を Web ページに追加する方法について説明します。
すべての Ignite UI for jQuery™ コントロールおよびコンポーネントは、1973 年リハビリテーション法第 508 条第 1194 部 22 条を遵守しています。表 1 には、コントロールに関連する第 1194 部 22 条の特定の規則が記載されています。また、igHtmlEditor コントロールが各規則をどう順守しているか詳細に説明しています。
各アクセシビリティ規則の要件を満たすために、場合によっては、特定のオプションを設定することによってコントロールを操作して必要がありますが、それ以外の場合はコントロール自身がこの作業を行います。
以下の表は、igHtmlEditor のアクセシビリティ順守規則についてまとめたものです。
| 規則 | 規則内容 | 準拠方法 |
|---|---|---|
| (a) | あらゆる非テキスト要素に対してテキスト相当物を提供するものとします（つまり、「alt」、「longdesc」を介して、または要素コンテンツで)。 | すべてのツールバーのボタンには属性が定義されています。コンボ ボックスは、選択されたテキストに対して入力要素を使用します。 |
| (c)* | 色によって伝達されるすべての情報が色を使用しなくても理解できるように (たとえば、コンテキストやマークアップ) Web ページを設計するものとします。 | ボタンの前景色と背景色に選択された色を示す追加のマークアップはありません。 |
| (d)* | 関連付けられたスタイル シートがなくても読めるようにドキュメントを構成するものとします。 | コントロールのマークアップは、クライアント側のコントロールであり、CSS の規則に依存するため、関連付けられたスタイル シートがないと読み取りできません。 |
| (j) | ページは、2 Hz より大きく、55 Hz を下回る周波数で画面がちらつかないように設計するものとします。 | 周波数が 2 Hz より大きく、55 Hz を下回る場合は、igHtmlEditor コントロール自体が画面のちらつきの原因になることはありません。（エディターの一部として、BLINK または MARQUEE 要素はありません。） |
| (k)* | その他のいかなる方法でも規定に準拠できない時に、Web サイトがこの部分の規定に準拠するように、相当する情報または機能を含むテキストのみのページを提供するものとします。主要なページが変更するとテキストのみのページのコンテンツは必ず更新されるものとします。 | igHtmlEditor には、エディターの HTML コードを保持する TEXTAREA 要素があります。この TEXTAREA はテキストのみのページに使用できますが、開発者がテキストのみのページでこのデータを抽出し、表示するには追加のアクションが必要です。 |
| (m) | ページのコンテンツを解釈するためにアプレット、プラグインまたはその他のアプリケーションがクライアント システムに存在することを Web ページが必要とする時には、ページは §1194.21(a) から (l) に準拠するプラグインまたはアプレットへのリンクを提供する必要があります。 | igHtmlEditor は、その中の OBJECT、APPLET または EMBED 要素を使用しません。 |
| (l)* | ページがスクリプト言語を利用してコンテンツを表示、またはインターフェイス要素を作成する場合、スクリプトによって提供される情報は支援技術が読み取ることのできる関数テキストで識別されるものとします。 | スクリプトを使用して、ページ上で HTML コンテンツを生成します。生成された HTML コンテンツは支援技術によって読み取ることができます。ただし、NOSCRIPT 要素は描画されません。 |
| (n) | オンラインですべての項目に記入するように電子的フォームが設計されている場合には、そのフォームによって、補助技術を使用するユーザーは、すべての指示と手掛かりを含めた、フォームの完成と提出に必要な情報、フィールド要素、および機能にアクセスすることができます。 | igHtmlEditor は TEXTAREA 要素を使用してそのデータを保持し、HTML フォームで使用されるときは、この TEXTAREA はフォーム コンテンツと共に提出されます。 |
*- コントロールの制限
このトピックの追加情報については、以下のトピックも合わせてご参照ください。
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