バージョン

エディターをローカライズする方法

以下の 2 種類のローカライズがあります。1 つ目は、コントロール内のローカライズ リソースです。2 つ目は、コントロール内の地域設定です。

コントロールのローカライズ リソースは、ブルガリア語、ロシア語、日本語、ドイツ語、スペイン語、フランス語です。これらは、js/modules/i18n (js は、Ignite UI for jQuery プログラムのインストール パス内の JavaScript ファイルのルート フォルダー) にあります。ローカライズ リソースの詳細については、Ignite UI for jQuery コントロールのローカライズのカスタマイズをご覧ください。

一方、地域設定では、特有の日付や数値の形式、同様に通貨記号、小数点記号、小数点などの形式を提供します。これらは ../js/modules/i18n/regional (js が Ignite UI for jQuery プログラム インストール パスの JavaScript ファイルのルート フォルダー) にあります。

ユース ケース

regional オプションは、特定の地理的地域をターゲットとする場合にユーザーに高度なユーザー エクスペリエンスを提供します。

igDatePicker および igDateEditor の 2 つのエディターがこの regional オプションによって最も影響を受けます。特定の地域のユーザーに期待されるコンテキストでエディターを表示したい場合、必要な地域値を設定することによりエディターはそのカルチャに適切な日付形式を表示します。これはローカライズされた月日の名前、またデフォルトの日時形式パターンが含まれます。

igDatePicker では、regional オプションがその言語のカレンダー月名と日の名前に設定します。更に「次へ」や「戻る」などの igDatePicker カレンダーのラベルを更新します。

igNumericEditorigCurrencyEditor、または igPercentEditorregional オプションを設定した場合、コンポーネントは指定したカルチャに適切な正しい負のパターン、小数点、 グループ区切りが使用されます。正しい通貨記号を表示し、ユーザーが期待するコンテキストを提供します。

igDatePicker コントロールをブルガリア地域設定で初期化します。

$('#editor').igDatePicker({ regional: "bg" });

エディターのオプションが地域設定に影響されます。

以下は、regional 設定の一覧およびそれをエディターに適用する方法を示します。

日付エディター & ピッカー

オプション 説明
"monthNames" カレンダーの月の完全な名前。
"monthNamesShort" dateFormat オプションで要求される日付ピッカーの月ヘッダーに使用される省略された月名。
"dayNames" dateDisplayFormat オプションで要求に応じて使用される長い名前。
"dayNamesShort" dateDisplayFormat オプションで要求に応じて使用される省略名。
"datePattern" dateDisplayFormat: "date」 が設定されているときに表示される日付の書式。
"dateLongPattern" dateDisplayFormat: "dateLong」 が設定されているときに表示される日付の書式。
"dateTimePattern" dateDisplayFormat: "dateTime」 が設定されているときに表示される日付の書式。
"timePattern" dateDisplayFormat: "time」 が設定されているときに表示される日付の書式。
"timeLongPattern" dateDisplayFormat: "timeLong" が設定されているときに表示される日付の書式。

日付ピッカー

regional オプションも各 jQuery UI datepicker ローカライズ属性を適用します。各地域ファイルはロケールの完全なセットを定義 ($.datepicker.regional['fr'] など) します。以下のリストにカレンダーをカスタマイズするための igDatePicker に適切なロケールが含まれます。

オプション 説明
CloseText igDatePicker カレンダーの close ボタンのテキスト。ボタンを表示するために datepickerOptions オプションの showButtonPanel オプションを有効にする必要があることに注意してください。
"prevText" 前の月へ移動するボタンのテキスト。
"nextText" 次の月へ移動するボタンのテキスト。
"currentText" カレンダーの現在の日を選択するボタンのテキスト。ボタンを表示するために datepickerOptions オプションの showButtonPanel オプションを有効にする必要があることに注意してください。
"monthNamesShort" datepicker で月ヘッダーとして使用される省略された月名。
"dayNamesMin" datepicker で列ヘッダーとして使用する最小化された日の名前。
"weekHeader" 年の週番号の列見出しで表示するテキスト。この列を表示するために datepickerOptions オプションの showWeek オプションを有効にする必要があることに注意してください。
"firstDay" このオプションはカレンダーで週の始まりの曜日を設定します。
"isRTL" 現在の言語が右から左へ描画されるかどうか。
"showMonthAfterYear" ヘッダーで年の後に月を表示するかどうか。
"yearSuffix" 月ヘッダーで年の後に表示するテキスト。

数値エディター

オプション 説明
"numericNegativePattern" 負の値の表示に使用されるパターン。
"numericDecimalSeparator" 小数点記号として使用する文字。
"numericGroupSeparator" グループ (千の位など) の区切りとして使用する文字。
"numericMaxDecimals" 表示モード (フォーカスなし) の場合に使用する小数点以下の最大桁数。

通貨エディター

オプション 説明
"currencyPositivePattern" 正の値の表示に使用されるパターン。
"currencyNegativePattern" 負の値の表示に使用されるパターン。
"currencySymbol" 表示モードで示される通貨記号として使用される文字。
"currencyDecimalSeparator" 小数点記号として使用される文字。
"currencyGroupSeparator" グループ (千の位など) の区切りとして使用する文字。

パーセント エディター

オプション 説明
"percentPositivePattern" 正の値の表示に使用されるパターン。
"percentNegativePattern" 負の値の表示に使用されるパターン。
"percentDecimalSeparator" 小数点記号として使用する文字。
"percentGroupSeparator" グループ (千の位など) の区切りとして使用する文字。

サポートされる全地域のリスト: "af", "ar", "az", "bg", "bs", "ca", "cs", "da", "de", "el", "en", "en-GB", "es", "es-419", "es-MX", "et", "fa", "fi", "fo", "fr", "fr-CH", "he", "hr", "hu", "hy", "id", "is", "it", "ja", "ko", "lt", "lv", "ms", "nl", "no", "pl", "pt-BR", "ro", "ru", "sk", "sl", "sq", "sr", "sr-SR", "sv", "ta", "th", "tr", "uk", "vi", "zh-CN", "zh-HK", "zh-TW。

このサンプルでは、日付、数値、通貨のデフォルト書式を変更するためにエディターの regional オプションにカルチャを設定する方法を示します。ここに 3 つの地域 (United States、Japan、Tamil India) が構成されています。infragistics.ui.regional-i18n.js ファイルから他の地域を選択できます。

関連トピック

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