バージョン

編集 API (igSpreadsheet)

トピックの概要

目的

このトピックでは、スプレッドシートの編集に関連するコントロール API の概要を説明します。

前提条件

このトピックを理解するために Infragistics JavaScript Excel Library の概念とトピックは前提条件です。

このトピックの内容

このトピックは、以下のセクションで構成されます。

概要

スプレッドシートのコンテンツを編集しているセル上に配置されるエディターを使用して「インプレース」で編集または数式エディターで編集できます。コントロールはセルについての情報または入力した書式設定データを取得、あるは編集をキャンセルする API を公開します。以下の画像は、セルが編集モードにある Excel ワークブックを表示します。

イベント

以下の表はセル編集機能に関連するイベントについて示します。以下はこのイベントを使用するシナリオについて示します。

イベント 説明
editModeEntering Spreadsheet が activeCell のインプレース編集を開始しようとするときに呼び出されます。
editModeEntered Spreadsheet が activeCell のインプレース編集を開始したときに呼び出されます。
editModeExiting Spreadsheet が activeCell のインプレース編集を終了しようとするときに呼び出されます。
editModeExited Spreadsheet が activeCell のインプレース編集を終了したときに呼び出されます。
editModeValidationError Spreadsheet が編集モードを終了し、activeCell の新しい値がセルの ig.excel.DataValidationRule の条件に基づいて有効ではない場合に発生されます。

すべてのセルの編集をキャンセルするには、editModeEntering イベントをキャンセルします。

$("#spreadsheet1").igSpreadsheet({
    height: "600",
    width: "100%",
    editModeEntering: function(evt, ui) {
        return false;
    }
});

セルの編集が完了してスプレッドシートの更新時に通知を表示するには、editModeExited イベントを使用できます。

$("#spreadsheet1").igSpreadsheet({
    height: "600",
    width: "100%",
    editModeExited: function(evt, ui) {
        $("$notification").html("Cell " + ui.cell + " has been update");
    }
});

メソッド

以下の表は、スプレッドシートの現在の編集状態を取得するために公開されたメソッドを説明します。

メソッド 説明
getIsInEditMode コントロールが現在 activeCell の値を編集しているかどうかを示します。
getCellEditMode 現在の編集モード状態を示すために使用する列挙体を返します。

オプション

スプレッドシートに小数位を持つ数値を多数入力する場合、以下の表のオプションを使用してすばやく入力できます。これは、入力した数値を定義された小数位で自動的に書式設定することを許可します。

オプション 説明
isFixedDecimalEnabled 編集モードで整数が入力されたときに固定小数位が自動的に追加されるかどうかを示します。
fixedDecimalPlaceCount 編集モードで入力された整数に使用される小数位。

この機能を有効化して小数位を 3 に設定した場合、123456 の値をスプレッドシート セルに入力にすると、セルの編集モード終了後に 123.456 になります。

$("#spreadsheet1").igSpreadsheet({
    height: "600",
    width: "100%",
    isFixedDecimalEnabled: true,
    fixedDecimalPlaceCount: 3
});

関連リンク

オンラインで表示: GitHub