バージョン

新しい igValidator コントロールへの移行

Ignite UI for jQuery™ の 15.2 リリースでは、作り直された新しい igValidator コントロールが導入されています。使いやすさを中心にデザインも刷新され、ユーザー エクスペリエンスも改善されています。このコントロールは新しい igNotifier コントロールを使用して、error メッセージを表示します。

トピックの概要

このトピックは、古いバリデーターから新しいバリデーターへの移行のサポートを目的としています。

このトピックの内容

このトピックは、以下のセクションで構成されます。

  1. 変更されたオプション
  2. 新しいオプション
  3. API メソッドの変更点
  4. 新しい API メソッド
  5. イベントの変更点
  6. 新しいイベント
  7. 要件

変更されたオプション

オプション
alignment エラー ラベルの場所の決定に使用されます。 igNotifier direction プロパティを使用する必要があります。
animationHide、animationShow アニメーションの表示/非表示をミリ秒で設定します。 igNotifier animationDuration プロパティを使用する必要があります。
bodyAsParent エラー メッセージの親 / 場所を決定します。 igNotifier appendToプロパティを使用する必要があります。
checkboxesName 範囲を検証するために、チェックボックスの名前属性を使用します。 このオプションは削除されました。同じ名前のチェックボックスは、自動的に検出されます。
element html 要素への参照を取得または設定します。検証をトリガーするために、html 要素を使用して、mousedown イベントと mouseup イベントを処理します。 このオプションは削除されました。代わりに、API メソッドの validate() および isValid() を使用する必要があります。
enableTargetErrorCss error用の CSS をターゲット要素に適用できます。 相当する allowCSSOnTargetigNotifier で使用します。
errorLabel 検証メッセージを表示する innerHTML のカスタム jQuery 要素を取得または設定します。 このプロパティは、名前が messageTarget に変更されました。
formSubmit アプリケーションが form.submit() から呼び出されたときに検証をトリガーします。 このオプションは削除されました。
keepFocus 検証に失敗すると、フォーカスをエディターに設定します。 このオプションは削除されました。
locale カスタム設定を含むオブジェクトを設定します。 このオプションは削除されました。デフォルト メッセージ用のローカライズ ファイルを使用できます。または個別の入力規則に error メッセージを割り当てることができます。
max、maxLength テキストの最大の長さ、または選択した項目の最大数の決定に使用されます。 このオプションは、lengthRange プロパティに置き換えられました。
min、minLength テキストの最小の長さ、または選択した項目の最小数の決定に使用されます。 このオプションは、lengthRange プロパティに置き換えられました。
regExp テキスト エディターで値の検証に使用する正規表現を取得または設定します。 このプロパティは、名前が pattern に変更されました。
showIcon error メッセージのアイコンの表示/非表示を決定します。 このオプションは、igNotifier オプションから設定できます。
theme CSS クラスのセレクターを設定します。 このオプションは削除されました。error メッセージの外観は、igNotifier のCSS クラスを使用してカスタマイズできます。

新しいオプション

オプション 説明
number 値が数字であるかことを検証します。
date 値が日付であることを検証します。
email 値がメール アドレスであることを検証します。
lengthRange テキストの最小および最大の長さ、または選択されている項目の数を取得または設定します。
valueRange 最小値と最大値を取得または設定します。
successMessage success メッセージのテキストを取得または設定します。
threshold 検証の入力の最小長を決定します。
equalTo フィールドの値が、他の入力要素またはエディター コントロールと同じであることを要求します。
custom 検証を実行するカスタム機能を取得または設定します。
fields 検証オプションとセレクターを持つ各フィールドの説明が記載されたフィールド項目のリストを決定します。
notificationOptions error メッセージの表示に使用する igNotifier のオプションを設定します。
requiredIndication 必須フィールドの隣にアスタリスクを表示します。
optionalIndication オプション フィールドの隣にオプションのラベルを表示します。

API メソッドの変更点

メソッド 変更の説明
getLocaleOption このメソッドは削除されました。デフォルト メッセージ用のローカライズ ファイルを使用できます。または個別の入力規則に error メッセージを割り当てることができます。
hide すべての使用可能なメッセージを非表示にします。また、オプション フィールド パラメーターを取得します。
isMessageDisplayed 現在表示されているメッセージを確認します。オプション フィールドを取得します。
isValidState このオプションは、名前が isValid に変更されました。オプション フィールドを取得します。
validate このオプションはブール値のみを返し、オプション フィールドを取得します。

新しい API メソッド

メソッド 説明
getErrorMessages 無効なフィールドに対する現在の error メッセージをすべて取得します。
notifier igValidator または単一ファイルに対する通知を取得します。
addField 新しい入力をフィールド コレクションに追加し、バリデーターで初期化します。
removeField 入力をフィールド コレクションから削除します。
updateField バリデーター コレクション内のフィールドを更新します。コントロールがバリデーターの後に初期化された場合に、フィールドの再初期化、または新しいオプションを渡すために使用されます。

すべての API メソッドを参照

イベントの変更点

イベント 変更内容
checkValue このイベントは、機能を明確に表すために、validating という名前に変更されました。false を返し、イベントをキャンセルします。
validation このイベントは、機能を明確に表すために、validating という名前に変更されました。このイベントはキャンセルできません。

注: 両方のイベントは、デフォルト ビヘイビアと連係します。キャンセル可能なイベントに false を返すと、このアクションをそれ以上実行できなくなり、キャンセルできないイベントに対する影響を失います。検証の結果を変更するには、カスタム関数オプションを使用します。

新しいイベント

イベント 説明
success 値の検証後、アクションが有効になる前に、無効なフィールドに発生するイベント。
successShowing success メッセージが表示される前に発生するイベント。
successHiding success メッセージが非表示になる前に発生するイベント。
successShown success メッセージが表示された後に発生するイベント。
successHidden success メッセージが非表示になった後に発生するイベント。
formValidating フォーム送信イベントを処理する前に、igValidator インスタンス レベルでトリガーされるイベント。
formValidated フォーム送信イベントを処理する直前に、igValidator インスタンス レベルでトリガーされるイベント。
formError フォームの送信後、エラーが発生した場合にトリガーされるイベント。
formSuccess フォームが正常に送信された場合にトリガーされるイベント。

すべてのイベントを参照

オンラインで表示: GitHub