このトピックは、$.ig.formatter ユーティリティ関数を使用して日付、数値、および文字列を書式設定する方法を紹介します。
このトピックは、以下のセクションで構成されます。
infragistics.util
ファイルは、Ignite UI for jQuery コントロールで日付、数値、文字列を書式設定するための $.ig.formatter
のユーティリティ関数を含みます。たとえば、igGrid の format オプションで使用されます。
関数定義: $.ig.formatter = function (val, type, format, notTemplate, enableUTCDates, displayStyle, labelText, tabIndex)
。結果は string
型です。
このトピックは関数の最初の 3 つのパラメーターを説明します。
関数は $.ig.regional.defaults
変数で構成される領域設定を使用します。
以下のセクションは $.ig.formatter
の使用方法を説明します。
type
パラメーターが "date"
の場合、 $.ig.formatter
関数は日付を解析します。val
引数に Date
型が必要です。
JavaScript の場合:
var result = $.ig.formatter(new Date(2016, 05, 01), "date", "yyyy-MM-dd"); // result is "2016-06-01"
サポートされる書式指定子のリスト:
書式指定子 | 説明 | |
---|---|---|
"d" | 月の日 (1~31) | |
"dd" | 月の日 (01~31) | |
"ddd" | 短い名前の曜日 | |
"dddd" | 長い名前の曜日 | |
"M" | 月 (1~12) | |
"MM" | 月 (01~12) | |
"MMM" | 短い名前の月 | |
"MMMM" | 長い名前の月 | |
"yy" | 短い年 | |
"yyyy" | 長い年 | |
"h" | 12 時間書式の時 (1~12) | |
"hh" | 12 時間書式の時 (01~12) | |
"H" | 24 時間書式の時 (0~23) | |
"HH" | 24 時間書式の時 (00~23) | |
"m" | 分 (0~59) | |
"mm" | 分 (00~59) | |
"s" | 秒 (0~59) | |
"ss" | 秒 (00~59) | |
"t" | 午前または午後の最初文字 | |
"tt" | 午前または午後 | |
"f" | 秒の 1/10 | |
"ff" | 秒の 1/100 | |
"fff" | ミリ秒 | |
"date" | $.ig.regional.defaults.datePattern からの書式指定子が使用されます |
|
"dateLong" | $.ig.regional.defaults.dateLongPattern からの書式指定子が使用されます |
|
"dateTime" | $.ig.regional.defaults.dateTimePattern からの書式指定子が使用されます |
|
"time" | $.ig.regional.defaults.timePattern からの書式指定子が使用されます |
|
"timeLong" | $.ig.regional.defaults.timeLongPattern からの書式指定子が使用されます |
type
パラメーターが "number"
の場合、 $.ig.formatter
関数は数値を解析します。val
引数に Number
型が必要です。
JavaScript の場合:
var result = $.ig.formatter(0.55, "number", "0.0"); // result is "0.6"
サポートされる書式指定子のリスト:
書式指定子 | 説明 | |
---|---|---|
"0" | 丸めを持つゼロの書式文字。利用可能な場合、"0" を相対する数字と置き換えます。それ以外の場合、"0" を出力します。例: $.ig.formatter(0.7, "number", "0.000") は "0.700" を出力します。 |
|
"#" | 丸めを持つ数字の書式文字。利用可能な場合、"#" を対応する数字と置き換えます。それ以外の場合、何も出力しません。例: $.ig.formatter(0.7, "number", "#.###") は "0.7" を出力します。 |
|
"." | ドットの書式文字。結果文字列で 10 進数セパレーターの位置を決定します。例: $.ig.formatter(0.77, "number", "0.00") は "0.77" を出力します。 |
|
"number" | 10 進数セパレーターの後 2 桁に丸めて数値を書式設定します。 | |
"currency" | $.ig.regional.defaults 設定を使用して数値を通貨として書式設定します。 |
|
"percent" | $.ig.regional.defaults 設定を使用して数値をパーセンテージとして書式設定します。 |
|
"int" | 数値を整数値として書式設定します。10 進数セパレーターを使用せず、丸めが適用されます。 | |
"double" | 数値を double 値として書式設定します。10 進数セパレーターを使用し、丸めは適用されません。 |
type
パラメーターが "string"
の場合、 $.ig.formatter
関数は文字列を解析します。 {0}
プレースホルダーが format
パラメーターで、結果の文字列に value
パラメーターの位置を示すために使用できます。
JavaScript の場合:
var result = $.ig.formatter("Black", "string", "Color is {0}");
オンラインで表示: GitHub