このトピックではコード例を使用して、エラー修正レベルやサイズ バージョン、FNC1 モード、アプリケーション インジケーターなど、QR (Quick Response) バーコードに特有の igQRCodeBarcode
™ コントロール設定を構成する方法を説明します。
このトピックをより理解するために、以下のトピックを参照することをお勧めします。
igQRCodeBarcode の概要: このトピックでは、主要機能、最小要件など、igQRCodeBarcode
コントロールの概念的情報を提供します。
igQRCodeBarcode の追加: このトピック グループでは、igQRCodeBarcode
コントロールを HTML ページと ASP.NET MVC アプリケーションに追加する方法を説明します。
このトピックは、以下のセクションで構成されます。
以下の表で、QR コード固有の igQRCodeBarcode
コントロールの設定を簡単に説明し、構成に使用するプロパティにマップします。詳細は、表の後に記載されています。
設定 | 詳細 | プロパティ |
---|---|---|
エラー修正レベル | バーコードの損傷または汚れで読み取れなくなったエンコード データを復元するための、igQRCodeBarcode コントロールに組み込まれた機能 |
|
サイズ バージョン | モジュール数のサイズ バージョン QR コード バーコード マトリックスを指定します。 | |
FNC1 モード | 定義済みのデータ エンコード標準に従い、エンコード データの書式を指定します。 | |
アプリケーション インジケーター | AIM Inc. の関連仕様を特定します。 |
エラー修正レベル機能は、igQRCodeBarcode
コントロールに組み込まれた機能で、バーコードの損傷または汚れで読み取れなくなったエンコード データを復元します。igQRCodeBarcode
コントロールには、損傷があった場合に復元できる記号のパーセンテージに応じて、いくつかの修正レベルがあります。QR コードのスキャンのために、高い修正レベルほど、より多くのストレージ容量がユーザーのデバイスで必要になりますのでご注意ください。既定では、15% の記号コードの復元ができるだけのエラー修正レベルに設定されています。
以下の表では、任意の動作をプロパティ設定にマップします。
データ復元レベルを損傷を受けた記号の割合で設定する方法: | 使用するプロパティ: | 設定の選択肢: |
---|---|---|
7% | errorCorrectionLevel |
|
15% (default) | errorCorrectionLevel |
|
25% | errorCorrectionLevel |
|
30% | errorCorrectionLevel |
|
以下のスクリーンショットは、以下の設定の結果、igQRCodeBarcode
コントロールの外観がどのようになるか示しています。
プロパティ | 値 |
---|---|
width | "200px" |
height | "200px" |
data | "http://www.infragistics.com" |
errorCorrectionLevel | “high” |
以下のコードはこの例を実装します。
JavaScript の場合:
$("#barcode").igQRCodeBarcode({
width: "200px",
height: "200px",
data: "http://www.infragistics.com",
errorCorrectionLevel:"high"
});
igQRCodeBarcode
コントロールのサイズ バージョンの設定では、サイズ バージョン QR コード バーコード行列を指定します。サイズ バージョンは、行列をマークアップする黒および白のモジュールを参照します。21x21 のモジュール行列を生成するバージョン 1 から 177x177 モジュールの行列を持つバージョン 40 まで、40 のサイズ バージョンがサポートされています。サイズ バージョンが明示的に設定されていない場合は、使用するデータの格納に最小バージョンが使用されます。すべてのサイズ バージョンおよびそれが表すモジュール数の一覧については、「igQRCodeBarcode jQuery API」ページを参照してください。
以下の表では、目的の動作をプロパティ設定にマップしています。
モジュール行列のサイズを指定する方法: | 使用するプロパティ: | 設定の選択肢: |
---|---|---|
データを格納する最も小さいバージョン | sizeVersion |
|
21x21 モジュール行列 | sizeVersion |
|
以下のスクリーンショットは、以下の設定の結果、igQRCodeBarcode
コントロールの外観がどのようになるか示しています。
プロパティ | 値 |
---|---|
width | "200px" |
height | "200px" |
data | "http://www.infragistics.com" |
sizeVersion | “version7” |
以下のコードはこの例を実装します。
JavaScript の場合:
$("#barcode").igQRCodeBarcode({
width: "200px",
height: "200px",
data: "http://www.infragistics.com",
sizeVersion:"version7"
});
igQRCodeBarcode
コントロールの FNC1 モード設定は、定義済みのデータ エンコード標準に従いエンコード データの書式を指定します。FNC1 モード設定はバーコード全体に適用され、後続のモード インジケーターによる影響はありません。
以下の表では、目的の動作をプロパティ設定にマップしています。
目的: | 使用するプロパティ: | 設定の選択肢: |
---|---|---|
定義済みの固有のエンコード仕様でデータがエンコード済みと識別されていないと指定する | fnc1Mode |
|
GS1 General Specification でデータがエンコード済みであると指定する | fnc1Mode |
|
AIM Inc. によって合意された特定の産業アプリケーションでデータがエンコード済みであると指定する | fnc1Mode |
|
以下のスクリーンショットは、以下の設定の結果、igQRCodeBarcode
コントロールの外観がどのようになるか示しています。
以下のコードはこの例を実装します。
JavaScript の場合:
$("#barcode").igQRCodeBarcode({
width: "200px",
height: "200px",
data: "(15)679356",
fnc1Mode:"gs1"
});
アプリケーション インジケーターは、AIM Inc. の関連仕様を識別します。fnc1Mode
プロパティを industry に設定するなど、Industry FNC1 モードでのみ使用されます。
以下の表は、要求ビヘイビアーをプロパティ設定にマップしています。
目的: | 使用するプロパティ: | 設定の選択肢: |
---|---|---|
アプリケーション インジケーターの設定 | applicationIndicator | AIM Inc. 仕様のコードを表す文字列です。{a - z, A - Z} に含まれる記号や 2 桁の数字を表す記号、AIM Inc. 関連の仕様を意味する記号などを設定できます。 |
このトピックの追加情報については、以下のトピックも合わせてご参照ください。
QR バーコードのサイズの構成 (igQRCodeBarcode): このトピックは、ストレッチや塗りつぶし、最小サイズ要素のサイズなど、igQRCodeBarcode コントロールのサイズや寸法に関わる要素の設定方法について示します。
文字エンコードの構成 (igQRCodeBarcode): このトピックは、igQRCodeBarcode
コントロールで文字エンコードを任意に構成する方法を説明します。
jQuery および MVC API リファレンス リンク (igQRCodeBarcode): このトピックでは、igQRCodeBarcode
コントロールと ASP.NET MVC ヘルパーに関する API 参照ドキュメントへのリンクを提供します。
このトピックについては、以下のサンプルも参照してください。
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