新しい igValidator コントロールへの移行
Ignite UI for jQuery™ の 15.2 リリースでは、作り直された新しい igValidator
コントロールが導入されています。使いやすさを中心にデザインも刷新され、ユーザー エクスペリエンスも改善されています。このコントロールは新しい igNotifier
コントロールを使用して、error メッセージを表示します。
トピックの概要
このトピックは、古いバリデーターから新しいバリデーターへの移行のサポートを目的としています。
このトピックの内容
このトピックは、以下のセクションで構成されます。
- 変更されたオプション
- 新しいオプション
- API メソッドの変更点
- 新しい API メソッド
- イベントの変更点
- 新しいイベント
- 要件
変更されたオプション
オプション |
旧 |
新 |
alignment |
エラー ラベルの場所の決定に使用されます。 |
igNotifier direction プロパティを使用する必要があります。 |
animationHide、animationShow |
アニメーションの表示/非表示をミリ秒で設定します。 |
igNotifier animationDuration プロパティを使用する必要があります。 |
bodyAsParent |
エラー メッセージの親 / 場所を決定します。 |
igNotifier appendTo プロパティを使用する必要があります。 |
checkboxesName |
範囲を検証するために、チェックボックスの名前属性を使用します。 |
このオプションは削除されました。同じ名前のチェックボックスは、自動的に検出されます。 |
element |
html 要素への参照を取得または設定します。検証をトリガーするために、html 要素を使用して、mousedown イベントと mouseup イベントを処理します。 |
このオプションは削除されました。代わりに、API メソッドの validate() および isValid() を使用する必要があります。 |
enableTargetErrorCss |
error用の CSS をターゲット要素に適用できます。 |
相当する allowCSSOnTarget をigNotifier で使用します。 |
errorLabel |
検証メッセージを表示する innerHTML のカスタム jQuery 要素を取得または設定します。 |
このプロパティは、名前が messageTarget に変更されました。 |
formSubmit |
アプリケーションが form.submit() から呼び出されたときに検証をトリガーします。 |
このオプションは削除されました。 |
keepFocus |
検証に失敗すると、フォーカスをエディターに設定します。 |
このオプションは削除されました。 |
locale |
カスタム設定を含むオブジェクトを設定します。 |
このオプションは削除されました。デフォルト メッセージ用のローカライズ ファイルを使用できます。または個別の入力規則に error メッセージを割り当てることができます。 |
max、maxLength |
テキストの最大の長さ、または選択した項目の最大数の決定に使用されます。 |
このオプションは、lengthRange プロパティに置き換えられました。 |
min、minLength |
テキストの最小の長さ、または選択した項目の最小数の決定に使用されます。 |
このオプションは、lengthRange プロパティに置き換えられました。 |
regExp |
テキスト エディターで値の検証に使用する正規表現を取得または設定します。 |
このプロパティは、名前が pattern に変更されました。 |
showIcon |
error メッセージのアイコンの表示/非表示を決定します。 |
このオプションは、igNotifier オプションから設定できます。 |
theme |
CSS クラスのセレクターを設定します。 |
このオプションは削除されました。error メッセージの外観は、igNotifier のCSS クラスを使用してカスタマイズできます。 |
新しいオプション
オプション |
説明 |
number |
値が数字であるかことを検証します。 |
date |
値が日付であることを検証します。 |
email |
値がメール アドレスであることを検証します。 |
lengthRange |
テキストの最小および最大の長さ、または選択されている項目の数を取得または設定します。 |
valueRange |
最小値と最大値を取得または設定します。 |
successMessage |
success メッセージのテキストを取得または設定します。 |
threshold |
検証の入力の最小長を決定します。 |
equalTo |
フィールドの値が、他の入力要素またはエディター コントロールと同じであることを要求します。 |
custom |
検証を実行するカスタム機能を取得または設定します。 |
fields |
検証オプションとセレクターを持つ各フィールドの説明が記載されたフィールド項目のリストを決定します。 |
notificationOptions |
error メッセージの表示に使用する igNotifier のオプションを設定します。 |
requiredIndication |
必須フィールドの隣にアスタリスクを表示します。 |
optionalIndication |
オプション フィールドの隣にオプションのラベルを表示します。 |
API メソッドの変更点
メソッド |
変更の説明 |
getLocaleOption |
このメソッドは削除されました。デフォルト メッセージ用のローカライズ ファイルを使用できます。または個別の入力規則に error メッセージを割り当てることができます。 |
hide |
すべての使用可能なメッセージを非表示にします。また、オプション フィールド パラメーターを取得します。 |
isMessageDisplayed |
現在表示されているメッセージを確認します。オプション フィールドを取得します。 |
isValidState |
このオプションは、名前が isValid に変更されました。オプション フィールドを取得します。 |
validate |
このオプションはブール値のみを返し、オプション フィールドを取得します。 |
新しい API メソッド
メソッド |
説明 |
getErrorMessages |
無効なフィールドに対する現在の error メッセージをすべて取得します。 |
notifier |
igValidator または単一ファイルに対する通知を取得します。 |
addField |
新しい入力をフィールド コレクションに追加し、バリデーターで初期化します。 |
removeField |
入力をフィールド コレクションから削除します。 |
updateField |
バリデーター コレクション内のフィールドを更新します。コントロールがバリデーターの後に初期化された場合に、フィールドの再初期化、または新しいオプションを渡すために使用されます。 |
すべての API メソッドを参照
イベントの変更点
イベント |
変更内容 |
checkValue |
このイベントは、機能を明確に表すために、validating という名前に変更されました。false を返し、イベントをキャンセルします。 |
validation |
このイベントは、機能を明確に表すために、validating という名前に変更されました。このイベントはキャンセルできません。 |
注: 両方のイベントは、デフォルト ビヘイビアと連係します。キャンセル可能なイベントに false を返すと、このアクションをそれ以上実行できなくなり、キャンセルできないイベントに対する影響を失います。検証の結果を変更するには、カスタム
関数オプションを使用します。
新しいイベント
イベント |
説明 |
success |
値の検証後、アクションが有効になる前に、無効なフィールドに発生するイベント。 |
successShowing |
success メッセージが表示される前に発生するイベント。 |
successHiding |
success メッセージが非表示になる前に発生するイベント。 |
successShown |
success メッセージが表示された後に発生するイベント。 |
successHidden |
success メッセージが非表示になった後に発生するイベント。 |
formValidating |
フォーム送信イベントを処理する前に、igValidator インスタンス レベルでトリガーされるイベント。 |
formValidated |
フォーム送信イベントを処理する直前に、igValidator インスタンス レベルでトリガーされるイベント。 |
formError |
フォームの送信後、エラーが発生した場合にトリガーされるイベント。 |
formSuccess |
フォームが正常に送信された場合にトリガーされるイベント。 |
すべてのイベントを参照